【骨トレしよう!】〜足首編①〜 いろんな痛みから解消されるだけじゃない!脚のラインも真っ直ぐになる歩き方
皆さんこんにちは、ボーンメッセンジャーヒロミです。今回から足の各部分の大事なポイントを少しずつご紹介していきたいと思います。今日は足首についてお話しします。とても大切な部位ですので、詳しく説明していきます。
骨トレ講師 ボーンメッセンジャーヒロミのご紹介

骨をしっかりさせて心身ともにウェルビーイングになる「骨トレ」のボーンメッセンジャーヒロミです。
「骨トレ」という言葉、まだあまり聞き慣れないかもしれませんね。近年、世界の医学界では、私たちの身体を支える土台である『骨』の重要性が改めて注目を集めています。骨は単に硬い組織ではなく、血液を作ったり、ホルモンを分泌したりと、まるで臓器のような働きもしているんです。
「骨トレ」とは、骨の本来の丈夫さを取り戻し、骨格や関節を意識した体の使い方をトレーニングすることで、腰や肩、首への負担を軽減していくメソッドです。さらに、体のあらゆる不調の改善を目指し、骨に働きかけていくことを目的としています。
私自身も、この「骨トレ」を通して、多くの方々が体の変化を実感され、より快適な毎日を送れるようになるお手伝いをさせていただいております。
もしご興味をお持ちいただけましたら、私の著書『骨から変わる!驚きの骨トレ健康法』もぜひご覧ください。きっと、あなたの健康にもお役に立てます。
足首の骨格構造
足は体を支える土台として極めて重要な部位です。中でも足首は全身のバランスに影響を与える要となる部分です。この講座では、足首の構造と正しい使い方を通じて、痛みの解消や美しい脚のラインを作るポイントを解説していきます。
主要な骨
- 踵骨(しょうこつ):足首で最大の骨、かかとを形成
- 距骨(きょこつ):足首の中心的な役割を持つ骨、浮いたような存在
- 足根骨(そくこんこつ):複数の小さな骨の総称
足首は単純な構造ではなく、複数の骨が精密に組み合わさって機能しています。特に距骨は足首の動きの要となる重要な骨で、多くの人にはあまり知られていない存在です。
重要な関節
- 距腿関節(きょたいかんせつ):足首の上下の動きを可能にする主要関節
- ショパール関節:足部中央の関節、足首の柔軟性に貢献
- リスフラン関節:足の指の付け根の関節、歩行時に重要
これらの関節が連携して動くことで、足首はスムーズに動き、体重を効率的に分散させることができます。これらの関節の隙間が適切に保たれていることが、足首の柔軟性の鍵となります。
現代人の足首の問題点
外側重心の問題
- 現代人は足の外側に体重をかけがち
- 内側(親指側)が浮き気味になる
- 関節が正しく機能しなくなる
踵骨は比較的不安定で外側に位置しているため、意識しないと外側に体重が集中しやすくなります。この結果、足首内側が浮き、ショパール関節やリスフラン関節が本来の角度で動かなくなり、足首の動きが制限されてしまいます。
親指の使い方
足の親指は他の指より明らかに太く、重要な役割を持つ
現代人は親指の先から使えていない
親指の付け根に過度な圧がかかり、外反母趾のリスクが高まる
足の親指は歩行時の推進力と安定性に大きく貢献します。しかし多くの人は親指の先から使えておらず、中足骨(親指の付け根)に負担がかかりすぎています。これが外反母趾の主要な原因となり、さらに足首の機能低下につながります。
正しい足首の使い方
足首の屈曲動作
- 骨、ショパール関節、リスフラン関節の連携が重要
- 足の指先から使うことでスムーズな動きが可能に
- バレエダンサーの足の使い方が良い例
足首は本来、複数の関節が連携して滑らかに折れ曲がる設計になっています。特に足の指先から力を入れることで、関節の連動が促進されます。バレエダンサーの足の使い方は、この理想的な足首の動きの好例です。
不適切な歩き方の影響
- 「ペンギン歩き」や「スタンプ押し歩き」になりがち
- 大腿部外側の筋肉を過剰に使用する
- 太ももが太く硬くなり、腰痛の原因にも
足首が正しく折れない状態で歩くと、足全体がスタンプのように地面に接地し、ペンギンのようなぎこちない歩き方になります。この歩き方では大腿部外側の筋肉を過剰に使うため、筋肉が発達して太くなり、美しいラインが損なわれます。さらにこの筋肉の緊張が腰に影響し、腰痛などの症状を引き起こす原因にもなります。
足首の使い方が体全体に与える影響
膝への影響
- 足首の外側使用は膝の動きを制限する
- 膝の痛みやO脚の原因となる
- 足首が硬いと膝に余分な負担がかかる
足首が外側に傾いて使われると、膝も正しく曲がらなくなります。これにより膝関節に過度な負担がかかり、痛みの原因となります。また長期的にはO脚などの変形にもつながりかねません。
正しい足首の使い方の効果
- 足指から足首が適切に動くと膝も自然に曲がる
- 体重が真っ直ぐ落ちるため脚のラインが美しくなる
- 全身のアライメントが改善される
足首を正しく使えるようになると、体重が足の中心に真っ直ぐ落ちるようになり、膝も自然な角度で曲がります。これによって脚全体のラインが美しくまっすぐになり、姿勢も改善されます。また足首から膝、股関節と上へと連動して、全身のアライメントも整います。
東京都新宿区・神楽坂駅にあるパーソナルジム ボーントレスタジオでの骨トレ体験レッスンのご案内
足首は単に歩くための関節ではなく、股関節や肋骨、首などの上部の身体部位にも関連する重要な部分です。日常生活の中で少しだけ足首を意識することで、様々な痛みの解消だけでなく、美しい姿勢や脚のラインも手に入れることができます。足首の健康が全身の健康につながることを意識して、日々の生活に「骨トレ」を取り入れてみましょう。
東京都新宿区・神楽坂駅にあるパーソナルジム ボーントレスタジオでは、骨トレを実践するためのレッスンをパーソナルトレーニング形式で行っています。
ご予約・お問い合わせは電話、またはメールフォームから承ります。
骨トレを手軽にお試しいただける60分の体験カウンセリングセッション(¥5,500 (税込))もございますのでお気軽にお問合わせください。
メニュー紹介
ボーントレスタジオは神楽坂駅徒歩1分のスタジオで女性向け骨トレパーソナルトレーニングジムを開催しています。骨を意識したエクササイズとリラクゼーションマッサージで姿勢矯正・美容効果や不調改善を目指します。
神楽坂で骨の歪みから正すパーソナルトレーニング
背骨に働きかけるリラクゼーションオイルマッサージ
この記事を書いた人
神楽坂のパーソナルジム&リラクゼーション ボーントレスタジオ代表 Bone-messenger hiromi.

経歴
タイマッサージセラピストとして働き出すも、疲れやすいもともとの悩みや、自身の身体の使い方のせいで不調が出てきたことをきっかけに、身体の基礎・骨格・骨について偶然にも学び始めることに。
当初は自身の骨の弱さを改善する稽古に5年以上費やし、骨を強くする稽古を続けながら、骨の体操を指導する初級インストラクターになり、3年を経て独立し、骨に着目したパーソナルジムスタジオを神楽坂にオープンしました。
身体の繋がりと骨格の関係性を日々探究し、より動きやすく、より軽やかに、より自然に美しくを実現する身体に導くことに専念しています。
メッセージ
当パーソナルジムスタジオでは、「真の美しさと健康 = Well-Being」に近づくためのお手つだいをモットーに、お客様の唯一無二の素晴らしいお身体に寄り添うことを大事にしております。
本来の身体は、限界を持たずに、もっと自由にもっと爽快に、豊かな自己を表現ができ、素晴らしい機能を備えた、この世の中でも最良の美しい物質です。
わたし達はもともと、「真に美しく健康 = Well-Being」の存在そのものです。
昔は豊かな骨と書いて體(からだ)と読んでいました。「骨」が身体にとっていかに大事であるかが意識できてくれば、必ず今あるお悩みを解決していきます。そしてもっともっと身体が楽になれば、自然と楽しく生きていけることになります。本来の骨の機能や身体のあり方を手に入れ、真の豊かさを実感できるお身体になるために、分かりやすさや親しみを大切に良いサポートができるように邁進しております。
そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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