近年、世界の医学界では『骨』についての研究が盛んになっており、「骨学」や「骨病学」の注目や、また病院などで足の骨を診断する「足科」などの存在も徐々にスタンダードになってきているようです。
しかしながら日本ではまだまだ『骨』への注目度は低く、日本の足病学は欧米より100年遅れていると言われています。
最新の医学の注目が『骨』にあるということは、私たちの身体の健康にとって『骨』の存在、また『骨』の状態が深く関係しているということでもありますし、また身体の様々な不調の改善も『骨』へのアプローチが有効である可能性が大いにあるとも言えます。
骨格は身体にとって土台です。その身体の土台となっている『骨』は単に硬い物質という訳ではなく、骨の内側で造血やホルモン生成されていて臓器の役割もあります。
身体の大元・基礎・土台である『骨』の機能を高めることは、現代病が蔓延し、免疫力や体力・気力が低下している現代人にとっては、必要性が高い行為になり得ます。
しかし現代人は、運動不足や姿勢の悪さなどいろいろな理由から『骨』が弱くなっており、その影響は腰痛や肩こりだけでなく、内臓疾患、また不眠やうつ状態など身体全体の不調と関わっている可能性があります。
これらの理由から、近年では身体のケアは骨への働きかけ🟰【骨トレ】が最適になる根拠が分かってきています。
『骨』の従来の硬さを取り戻すことや、骨格や関節を意識した身体使いをトレーニングすること、また腰や肩首に負担をかけない動作を身につけていくことだけでなく、あらゆる不調の改善のために『骨』に働きかけていくことが【骨トレ】になります。
骨トレを行う際の注意点
筋トレを行う際も、動作がきついことや筋肉痛になることがデメリットとしてあると思います。
骨トレは、動作がきついと感じることは少ないと思いますが(個人差にもよりますが、まったくないわけではありません)、骨自体が弱かったり(柔らかい)、筋肉がカチコチになりすぎていて関節の動きが悪かったりすると、特に初期は身体自体がびっくりしてしまうような反応が出ることがあります。
しかしそのようなことは大事に至ることではなく、例えるならば、骨の内側の細胞が目覚めるような、骨がしっかりとしてくる最初のステップと言えるかもしれません。
骨トレを行う際のメリット
痛みや不調が改善される
肩凝りや腰痛などは筋肉の強張りや使い過ぎが関係していることがあります。骨トレを行って骨の硬さを取り戻していくと、自覚しないで使われていた筋肉の使いが減ってくるため、腰痛や肩凝りの痛みが緩和されることがあります。
またそのような痛みを軽減させる骨トレの動きを継続することで、筋肉が十分に緩んでいくこともあります。
疲れにくくなり、良く眠れるようになる
骨トレは、筋トレのようなキツい動作や呼吸を止めがちになる動作ではなく、逆に呼吸を促す、自然に吸い吐きを促す動きになります。そのため、運動後は身体がリラックス状態になることでよい睡眠が取れるようになってきます。
そして筋肉疲労が減る分、身体に疲れが残りづらくなってきます。
身体が丈夫に・健康的になる
上記で触れたように、よい睡眠が日常的に取れていれば、自然と疲れにくくなり、免疫力も上がってくることなります。そのため風邪を引かなくなったり、体力がついてくることに繋がります。
スタイルが良くなる
骨自体は筋肉のような繊維質ではなく硬い物質なので、短期間でスタイルが見違えるほど変化することはありません。しかし、骨格が整ってくると付随している筋肉の付き方に変わってくるため、脚のラインの歪みが取れてきたり、骨盤の向きの変化からスタイルが良くなってくるように感じます。
精神的に安定してくる、集中力が持続する
上記で述べたように、日常的に深い睡眠が取れることは精神の安定には欠かせないものです。しかしそれだけでなく、背骨のラインを整える骨トレの効果として、集中力が持続できるようになったり、落ち着いた心境を保つ瞑想などがしやすくなり、その結果として精神の安定を感じやすくなるようです。
骨トレを行う際のデメリット
痛さを感じることがある
骨が弱い、または十分な硬さがないと骨へのアプローチの際に少し痛みを感じる時があります。もちろん骨が強化するためですが、過度に痛みに弱い方は加減しながら行なっていただきます。
速攻性はない
骨は硬い物質なので、筋トレのような速攻性の効果はあまりなく、ある程度の継続期間を経て効果を感じてきます。
個人差がありますが、大体3週間位経つと身体の変化を感じる方が多いようです。
自己流で行うと歪みがひどくなる
身体の歪みは、身体使いのクセと大きく関わっています。ご自身のクセの分析ができておらず、骨格や関節の関連性をきちんと理解せずに見よう見まねでやっても、効果が出るどころではなく、歪みなどがひどくなってしまう可能性があります。
デメリットの解消には
何事においても言えるように、"自己流”はクセを生む原因になります。特に身体の使い方という視点からだと、クセは直していくものなので基礎が大事になります。
また骨トレは、どの骨を意識して行うか、なるべく今まで無意識のうちに使ってきた筋肉を使わずに行うか、などがポイントになります。
その様な視点と骨格の機能を理解したトレーナーと一対一のレッスンをすることが、クライアントにとっても有益になります。
ボーントレスタジオでは、業界初の骨トレとマッサージのコンビセッションなど、単にエクササイズだけでなく、クライアントのリラックスや癒しにも着目したセッションもご用意しております。
身体の使い方を学ぶという発想
筋肉や骨を鍛える、またはトレーニングをし続けるという習慣は、アスリートか、かなり身体に対する意識が高い方々でないと出来ません。
しかし身体の不調の根本的な原因は、身体の使い方をきちんと意識する生活を送れていないことにあります。
ずっーと健康のためにトレーニングを続けるという視点ではなく、身体の使い方を認識し直すという発想が今の時代には必要です。
年齢や体力に関係なく、自分なりの元気を更新、または維持できることが、身体にとっても大きな自信や健康に繋がります。
身体の正しい使い方という視点が、そのことを実現させてくれる方法の一つになり得ます。
業界初の骨トレ + マッサージのコンビセッション
一般的に、まだまだ骨トレは世の中に認知・普及されていない動きになるため、骨トレを長年続けているトレーナーなどもほとんど存在していません。
また骨を使えるようにする動きなのか、筋トレ動作なのかの区別さえもつかないトレーナーがほとんどかもしれません。
しかも身体の歪みや使い方は個人差がありますので、それらの不調や悩みに的確なアドバイスとレッスン提供、そして精神的な寄り添いがあることも、上達や望む変容に必要なことだと考えます。
神楽坂ボーントレスタジオでは、真摯に身体と向き合う方々の変化の喜びを得られるよう、いろいろなレッスンをご用意しています。
「身体」や「骨」が気になる、また身体の不調がある方は、ぜひ一度体験レッスンをお試しください。